- 御本尊 … 薬師如来
- 御誓願 … ぼけ封じ
- 御真言 … おん ころころ せんだり そわか
- 御詠歌 … うきまよい るりのひかりに てらされて
御詠歌 … はれゆくくもの はたがわのてら
禅林寺は、俗に幡川のお薬師さんと呼ばれ、広く人々に親しまれています。
今から1,200有余年前、唐(中国)の青龍寺の僧為光上人が聖武天皇の勅願所として建立されました。当時は七堂伽藍の精舎でしたが、建武以前に金堂を始め寺庫までも火災にあい焼失し、再興された後も、天正15年に豊臣秀吉の南征による兵火により再び焼失しました。
その後、中興秀慶僧正が再興を志し、ご本尊を求めている時、遠く檜前の山中より、夜な夜な光輝くものがあり、不思議に思い登ってみると本尊の御首でした。同僧正はそれを捧持し、寺に移して、直ちに京都の仏師高慶に土で御尊体を作らせました。それが現在の御本尊です。
特にぼけ除け、その他の病気にご利益あり、お薬師様の『わが名号ひとたび耳に聞くとき願いとどけん』の誓願通り、多くの人が救われています。
本堂東側に、ぼけ除け地蔵菩薩様と、足神様をお祀りしています。境内の裏山には、約200年前より新四国八十八ヶ所をお祀りし、お四国参りの出来ない方や願事成就の為、多くの人々が参拝されています。