- 御本尊 … 薬師如来
- 御誓願 … 難病
- 御真言 … おん ころころ せんだり そわか
- 御詠歌 … はるばると 医王薬師に 願かけて
御詠歌 … せせらぎ谷に 心きよむる
東に霊峰高野山、南に長峰山脈を望み、高野寺領内最西端の番所寺院として造営されたのがはじまりです。
醤王寺としての歴史は享保6年(1721)栄鏡和上が草庵を結び、御本尊薬師如来を奉安されたことに由来します。『紀伊續風土記』によれば高祖弘法大師作の御本尊として伝えられるところです。
以来、街道往来の善男善女が高野参拝の出発点として御本尊宝前で道中の無事を祈り、また難病祈願にご利益を授かる願掛寺として知られるようになりました。
境内には一願不動尊、稚児大師、水子地蔵尊、かさ神尊もまつられ、昼夜を問わず願を掛けにこられる方々の日参もたえまなく、成満の喜びにひたっています。
近年、醤王寺の象徴ともいえる鐘楼が多くの檀信徒の浄財によって再建され、朝な夕なに優雅な鐘の音が響き渡り、また特に医薬系大学の受験祈願者の方々も多くご利益を授かっています。
尚、御祈願希望の方は一週間前に御連絡ください。