- 御本尊 … 十一面観音
- 御誓願 … 耳
- 御真言 … おん まかきゃろにきゃ そわか
- 御詠歌 … いく度も 参る心は あらたなり
御詠歌 … るりの流水は 長き谷川
当山は安永4年乙未の正月16日に建立されました。御本尊の十一面観音は鎌倉時代の作と伝えられ、初代住職に真清和上が座られました。
境内には安元2年(1175年)重源作の釣鐘があります。平安時代より山野に響きわたり、人々の耳に時をつげ、心に安らぎを与え煩悩を消除せしめる、和歌山県最古の梵鐘は、国の重要文化財に指定されています。
この鐘は、『人々は此の鐘音一度開けば難病たちまちにして去り、心安住にして千里の仏音を聞く』と伝えられています。
また、当境内には支那事変並びに、大東亜戦争による、戦没者の供養塔が約300基を数え、その内に東条英樹並びに山本五十六等将官の供養塔約100基も含まれています。